ヒダマルの子育て情報館。

元保育士なヒダマルが、お子さんとの生活の知恵を伝えます。

「いないいないばあ」はなぜ面白い? 乳幼児の特性から解説。

いないいない……、 ばあ。 手や布で顔を隠し、「ばあ」の合図と共に出てくる、ただそれだけの遊び。 お子さんがいない方でも、耳にしたことくらいはあるはずです。知名度の高さはドラえもんを超えると予想します。 日本に限らず、海外でも同じような遊びは存…

想像力で、遊びを作る。 『おおきなおおきなおいも』

1972年発刊の絵本。 表紙には「鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による」と添えられています。実話をもとにした絵本ですね。 作者の赤羽末吉さんは『ももたろう』や『やまなしもぎ』等でも知られる絵本作家。 子どもが読む本だからと手を抜かないどころか…

はしかが流行中! 予防法・対処法は?

沖縄や愛知を中心に感染が広がっている「はしか」。 15日までに、全国で150人以上、ヒダマルの住む福岡県でも9人の患者が確認されました。 非常に感染力の強い病気なので、各県とも危機感を高めているようです。福岡県では15日、「福岡県感染症危機…

優しささえあれば。 『モチモチの木』

小学生の頃、教科書に載っていたお話です。(今はどうなんでしょう?) 1971年刊で、作者は誰もが知る斎藤隆介さん。 お名前を知らない方でも、絵を見れば「ああ、あの!」とガッテンすること請け合いです。 そう、こちら↓ モチモチの木 (創作絵本6) ガ…

今日はいい天気。 『ぞうくんのさんぽ』

発刊から50周年を迎えた絵本、『ぞうくんのさんぽ』。 繰り返しの中に簡単なストーリーがあり、赤ちゃん絵本を卒業した子どもにピッタリな一冊です。 独特なデフォルメと点描が魅力的で、何度読んでも味がある作風。 ヒダマルも持っていますが、その皺と破…

音の魅力と、冒険の旅。 『めっきらもっきらどおんどん』

ヒダマル、大好きです。 読みきかせにはなかなか難しい絵本ですが、読んでいてとても楽しいんです。 発刊は1990年、ヒダマルとほぼ同い年。 絵を担当しているのは「降矢なな」さんですが、この方の絵本はどれも魅力的。ストーリーも外れなしなので、大人…

こんどはどこ。 『きんぎょがにげた』

五味太郎さんの絵を見たことがない方って、どれくらいいるでしょうか。 『まどからおくりもの』はクリスマスの絵本の定番ですし、『きいろいのはちょうちょ』も何度読んでも楽しい仕掛け絵本です。 その五味太郎さんの代表作といえば……? 繰り返しのクイズ。…

健やかに、伸びやかに。 『はらぺこあおむし』

日本の代表選手が『いない いない ばあ』だとすれば、世界で最もよく読まれている絵本はなんでしょう。 色々と候補は上がると思いますが……、そのうちの一冊が、『はらぺこあおむし』です。 はらぺこあおむし エリック=カール作 言わずと知れたエリック・カー…

51歳の絵本。 『いない いない ばあ』

いないいない、ばあ。 0歳児との遊びと言えば、コレですよね。 赤ちゃんは、視界から消えた物を「なくなった」と認識します。 その後、「ばあ」の合図と一緒に顔が出てくる、その繰り返しが面白い遊びです。 赤ちゃんが本能的に注目する「顔」と「ほら、や…

食べてはいけない食品添加物・その③【アスパルテーム】

ご好評(な気がする)食品添加物シリーズ、第三段。 スクラロースに引き続いての、人工甘味料です。 今回取り上げる「アスパルテーム」は人工甘味料の一種で、甘さは砂糖の180~220倍。 スクラロースは600倍でしたから、あちらと比べるとやや弱いで…

食べてはいけない添加物・その②【スクラロース】

添加物シリーズ第二段は、「スクラロース」です。 タール色素と同じく、実に多種多様な食品に添加されている人工甘味料。 このスクラロースも様々な危険性が指摘されているので、避けた方が賢明です。 糖質ゼロの罠。 スクラロースとは。 甘味料のメリット。…

食べてはいけない添加物・その①【タール色素】

今回は、食べ物のお話です。 本当は、「色々なお菓子の成分を紹介して、子どものおやつとして安全なものを解説しよう」という企画を作っていたのですが、諦めました。 よく考えると、そもそもお菓子なんて糖質と脂質ばかりで栄養価は低く、子どものおやつと…

戦いは、一週間。【シラミ撃退法】

子どもが集団生活する場である保育園・幼稚園では、しばしばシラミが流行します。 接触することで感染するので、幼い子どもたちの間では集団感染が起こりやすいのです。男の子よりも女の子の方が感染率は高いのだとか。 今回は、そんな寄生虫・シラミとの戦…

子どもの発熱と、どう付き合うか。【危急度の見分け方】

熱が出たからいって、すぐに解熱剤を服用すると、逆効果です。ただの風邪でも、インフルエンザでも、同じことが言えます。 有名な話ではありますが、ここに触れずに更新を続けるのも不自然というか不親切なので、取り上げておきます。 熱で死ぬことはない。 …

熱のある子は、安静にさせるべき? 【ていきっといーじー、再び】

熱。 イヤ~な言葉ですね。 風邪を引いた時の気だるさを思い起こさせます。大人だったら、薬でも飲んで、布団に入って、一日中寝ていたいところかもしれません。 しかし、そうとは限らないのが子どもたち。 38度もあるのに元気そうだったり、はしゃいでた…

乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐために。

乳幼児突然死症候群は、英語でsudden infant death syndromeなので、これを縮めて「SIDS」とも呼ばれています。 読み方はそのまま、「エスアイディーエス」です。 一言で表すと、「赤ちゃんが寝ている間に起きた、原因不明の死」です。まず呼吸が止まり、そ…

「あなたのため」は、誰のためなのか。

前回の〆で「次は乳幼児突然死症候群について書く」と宣言しましたが、興味深い光景を見かけたのでそっちに話題を変えます。 ブログを運営するにあたって、「努力はするけど苦労はしない」と先に決めているので、フットワークは軽く行きますよ。これがヒダマ…

赤ちゃんの夜泣きに悩む方へ【エスケープの勧め】

妊娠・出産を乗り越えて、念願の赤ちゃんがお家にやってきました。 小さな命に感動し、その腕に抱ける幸せを噛みしめていることでしょう。 ただ、ここからは、新たな戦いの始まりです。 天使のような赤ちゃんによる、「今夜は寝かせないぜ……?」的展開が、毎…

ブログの方針について。【ていきっといーじー。】

みなさま、こんにちは。 今回もお役立ち育児情報をお届けすべく、PCをぽちぽち打ってるヒダマルです。 ……今回も、というか。 実は1ヶ月以上ぶりの更新となるのですよね。 この記事では、その辺の理由(言い訳)の解説、そしてこれからのブログの方針なんか…

【部位別】子どもの症状チェックポイント

前回の記事では「表情が元気で、遊んでいる」のなら、その子は「健やか」であると説明しました。 しかし一方で、客観的事実である「健康」をないがしろにして良い訳ではありません。「青鼻が出ている」ことに過度に怯えるのではなく、その症状は症状として把…

『健康』って、なんだろう。

ものすごく「そもそもの話」になってしまって恐縮ですが、「健康」とはどういう意味でしょう。 「健康」という言葉の登場は、明治維新以後であると言われています。それ以前は「健やか」「丈夫」「達者」といった言葉が用いられていました。 では、「健康」…

自己紹介と、ごあいさつ。

始めまして、ヒダマルと申します。 突然ですが、ヒダマルは「保育士資格」を持っています。 短大卒業後に保育園に就職し、保育士として4年間働いていました。幼稚園での勤務経験はありませんが、「幼稚園教諭二種」の資格も所持しています。 保育士時代のイ…