ヒダマルの子育てアドバイス。

お子さんとの生活の知恵、怪我や病気の対処法などをお伝えします。

「あなたのため」は、誰のためなのか。


 前回の〆で「次は乳幼児突然死症候群について書く」と宣言しましたが、興味深い光景を見かけたのでそっちに話題を変えます。

 ブログを運営するにあたって、「努力はするけど苦労はしない」と先に決めているので、フットワークは軽く行きますよ。これがヒダマルの生き様さ。

 

 

 

雨に濡れるたっくん。

 今日の福岡は朝からぐずついた天気でした。
 ヒダマルは、「アニメ日記。」の記事を作って予約投稿した後、お買い物に出かけました(20・30日5%オフ! イオン!)

 もう相撲中継が始まっとるぜと思いつつ、傘を片手に小雨の中を帰宅。すると、マンションの玄関の前に、お婆ちゃんとお孫さん(男の子)がいました。4歳くらいかな?
 おそらく、親が車で迎えに来るのを一緒に待っていたのだと思います。

 

 以下、お婆ちゃん(婆)とお子さん(たっくん。仮名)のやりとりです。

 


婆「たっくん、そっち行かんと(方言。「行ってはいけない」の意)」

 庇から出て、雨の降る方に向かうたっくん。

「行かんと。濡れるから」

 イライラするお婆ちゃん。
 聞こえてないふりをするたっくん。

婆「たっくん! 怒られるよ!」

 声を荒げるお婆ちゃん。
 まだうろちょろするたっくん。


 ここで、ヒダマルは挨拶をして(お婆ちゃん、挨拶は返しましょうね?)、マンションに入りました。

 


 部屋に帰ってからも、お婆ちゃんの声が聞こえてきます(ヒダマル家は2階なので、駐車場の音がよく聞こえます)

婆「もう、せっかく傘さしてあげよーとに」

 多分、雨の降る方へとふらふら歩くたっくんに傘をさしてあげているんでしょう。そして、たっくんはそれを鬱陶しがり、余計に逃げているのでしょう。


 そりゃそうです。

 子どもにとって、「あなたのため」ほどウザい怨念はありませんから。

 

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お婆ちゃんの心理。

 この時のお婆ちゃんの心理を予想すると、こうなります。

「たっくんが雨に濡れる」
     ↓
「着替える必要がある。そうなると、これから来る親にどやされる」
     ↓
「それは困る。だから、たっくんには庇の下にいてほしい」
     ↓
「雨に濡れようとするたっくんを、怒る」


 これが当たっているかどうかは分かりません。
 しかし、「たっくんが雨に濡れる」という現象に対して、「誰が困っているのか」という点だけは、おそらく的を射ています。

 もちろん、「たっくんに風邪を引いてほしくない」という思いやりもあるでしょう。しかし、お婆ちゃんの口調から察するに、それは後付けです。

 つまり、お婆ちゃんがたっくんに対して怒っていたのは「自分のため」なのです。

 

 

「自分のため」は悪なのか?

 お婆ちゃんの問題は、他人をコントロールしようとした点に尽きます。

 たっくんはお婆ちゃんの為に生きている訳ではないので、彼の行動を思い通りにコントロールするのは無理です。不可能。
 まずは、それを理解する必要があります。

 このポイントを知らないお婆ちゃん、これまでどうやって生きて来たんだろうと思いますが、うむ、ヒダマルは意外と口が悪かったりします。ごめんなさい。

 


「自分のため」に、相手に行動を変えて欲しいという願い自体は、問題ないと思います。人間は聖人君子ではないので、時にはイラッと来ることもあるでしょう。「頼むから、それ、やめて」と言いたくなる時だってあるでしょう。

 


 しかし。


 それを、「相手のことを想って」という理由に置き換えるのは、ダメです。絶対にダメです。ましてや、親子関係において。


 子どもにとって、迷惑極まりない態度なので、今すぐ止めてください。

 

 

どうすれば良かったのか。

 難しいことはありません。「アイメッセージ」で伝えるだけです。


私は、たっくんに濡れてほしくない」と伝えればいいのです。


 主眼が常に「私」に置かれているので、アイメッセージと呼ばれています。

 


 大切なのは、その理由です。

 理由を、一言一句伝える必要はありません。
 ただ、「誰のためなのか」という一点においては、絶対に嘘をつかないで下さい。「この願いは、自分の為なのだ」という意識を持って、伝えて下さい。

 子どもに対して、下手に出ろという意味ではありません。対等の立場からお願いすればいいのです。
 その結果断られたとしても、それは子どもの人生です。子どもの選択です。極力、好きにさせましょう。

 それが、「相手を尊重する」ということです。

 


 子どもに対して、「そっちへ行ってはいけません」だけでは、しかも「あなたのため」という論調で命令しては、まず伝わりません(むしろ、そのメッセージでテキパキ動いている子がいたら、かなり心配です)

 

 

子どもは、鋭い。

「あなたのため」という、いわばユーメッセージを贈られた相手は、気付いています。

 

「いや、自分のためでしょ」と。

 


 子どもって、意外と鋭いです。
 基本的に、周囲からの庇護がないと生きて行けない存在なので。本能的に、嫌でも鋭くなります。甘く見てはいけません。

 

 一個の人格として、接して下さい。尊重して下さい。でなければ、子どもは、自分になれません。

 

 

 

まとめ。

 う~ん、伝わったかな……?

 心理学って説明が難しいんですよね。
 心の中の、もやもやした部分を解析する必要があるので。


 まとめておくと、

「私は、こういった理由で、あなたにこういう行動をしないでほしい(あるいは、してほしい)」

「そして、あなたがその行動を選択しなかったとしても、私はあなたへの態度を変えない」

 が、ポイントでしょうか。
 うん? 二文目のやつは説明したかな……? まぁ、勘のいい方ならなんとなく分かると思います(丸投げ)

 

 

 最後に、「あなたのため」のデメリットに関する記事を紹介しておきます。ヒダマルの文章よりも、当事者からのご意見を読む方が分かり易いと思いますし。

 ……と思ったけど、ブクマしてなかったッ!?

 あの、見つけたらまたご紹介しますので……。ゆるいヤツでごめんなさい……。

 

 3月21日追記:見つけました! よかった! jitomenotetsuko.hatenablog.com

 

 

 それでは、また。

 ていきっといーじー!