食べてはいけない食品添加物・その③【アスパルテーム】
ご好評(な気がする)食品添加物シリーズ、第三段。
スクラロースに引き続いての、人工甘味料です。
今回取り上げる「アスパルテーム」は人工甘味料の一種で、甘さは砂糖の180~220倍。
スクラロースは600倍でしたから、あちらと比べるとやや弱いですね。……なんて感じてしまうのがおかしいんですよねぇ。
そもそも、砂糖自体がかなりパンチのある甘味を持っている訳ですから。
アスパルテームの害とは。
人間に脳腫瘍を起こす危険性、動物実験では白血病やリンパ腫が発生することが認められています。
アメリカでは1980年代に使用が認められましたが、摂取した人から頭痛、めまい、視力低下や不眠、味覚障害を起こしたという苦情が訴えられたそうです。
これは、アスパルテームが体内で分解されると「メチルアルコール」という物質ができるためだと考えられています。中枢神経、特に視神経にダメージを与えることで有名です。
メチルアルコールと言えば、戦後の混乱の中で「安い酒」として出回ったと聞き及ぶ物質。
工業用のアルコールから、危険なメチルアルコールのみを分留して作った格安の酒が存在していたそうです。そのお酒を飲んでいた人の中で、視力の低下やめまい、失明などの症状が出た方もいらっしゃるとか。
まぁ、この辺りはハッキリとした知見はないので、断言はできません。聞き及んだ、というレベルですから。平成生まれですし。
しかし、「アスパルテームを摂取すると、体内でメチルアルコールが発生する」「メチルアルコールは、神経系に悪影響を及ぼす」ということは事実です。
カロリーゼロだけどアスパルテームを使った食品と、そうでない食品。
どちらを食べたいと思いますか?
フェニルケトン尿症って?
アスパルテームという言葉にほぼ必ずくっついているのが、「L-フェニルアラニン化合物」という文言。
成分表には「アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)」と書かれています。()の表示が無いのは、アルコール飲料くらいです。
これは、どういうことかというと……、
「フェニルケトン尿症」(アミノ酸の一種、L-フェニルアラニンをうまく代謝できない体質。発生率は8万人に1人)の子どもが摂ると、脳に障害を及ぼす可能性がありますよ、だから気をつけてくださいね、という注意喚起です。
だから、アルコールには()内の表示がないのですね(個人的には、大人だから大丈夫、とは考えていませんが)。
ところで、「あなたのお子さんはフェニルケトン尿症ですか?」と尋ねられて、「イエス/ノー」で応えられる方がどのくらいいるでしょう?
大半の方は「ふぇに……? なんて言いました?」ってなりません?
まぁ、現在は新生児のうちから早期発見・治療が可能になっているそうなので、この点に関しては極度に怖がる必要はないと思いますが……。
まとめ。
お馴染みの文言になってきましたが、ヒダマルは、アスパルテームを摂取しようとはサラサラ思いません。
ところが、ヒダマルが好きなチューハイ系飲料(アニメ『たくのみ。』を観てからハマっています)の成分表には、半分以上の商品に「アスパルテーム、スクラロース」という言葉が記載されています。
そのため、飲める製品が限られている状態です。残念。
糖質オフ・カロリーオフも結構ですが、もう少し根本的な意味で工夫を凝らした商品開発をしてほしいと願う限りです。
以上、ヒダマルでした。