はしかが流行中! 予防法・対処法は?
沖縄や愛知を中心に感染が広がっている「はしか」。
15日までに、全国で150人以上、ヒダマルの住む福岡県でも9人の患者が確認されました。
非常に感染力の強い病気なので、各県とも危機感を高めているようです。福岡県では15日、「福岡県感染症危機管理対策本部」が設置されました。
はしかの予防法、かかった時の対処法を予習しておきましょう。
はしかの基礎知識。
はしかの原因は「麻疹ウイルス」。
空気感染、飛沫感染、接触感染により感染し、感染力はインフルエンザの10倍というから驚きです。
福岡県のはしか患者9人の内、5人は同じ男性から感染したと考えられています。
感染後10日くらいの潜伏期間を経て、まず発熱や鼻水、咳などの症状が現れます。
発病から2日目、3日目と経過するに従い、それらの症状がひどくなり、時には結膜炎も併発します。
同時に、皮膚に赤い発疹が出始めます。強い痒みを伴うので、他の症状と相まって辛い状況が続きます。
8日目くらいで症状が治まりはじめ、食欲も出てきて回復へ向かうことが多いようです。
下痢、中耳炎、結膜炎、肺炎、また1000人に一人は脳炎を併発すると言われており、非常にやっかいな感染症です。
数十年前と比べれば重症化することは少なくなったといえ、発症から回復まで10日~2週間はかかると覚悟してください。
自分や家族がはしかと診断されたら、腰を据えて向き合いましょう。
予防方法。
感染経路が多岐に渡り、強い感染力も伴って、手洗い・うがい・マスク
では予防効果が薄いとされています。
そのため、予防に最も効果的なのは「予防注射」。
「1歳~2歳までの間」と「5歳~7歳未満の間」の2回、予防接種法に基づいた予防接種を受けられます(基本的に無料)。
上記の条件に当てはまらない方でも、有料になりますが、医療機関で予防接種を受けることが出来るようです。
詳しくは、お住まいの自治体へ確認を取ってください。
また、一度はしかに感染した方や予防接種を受けた方の場合、既にはしかの免疫を持っているため、再感染することはほとんどありません。
「それでも発症した!」という場合……
まず、人前に出ないようにしましょう。
感染力が非常に強いので、それはご法度です。子どもの場合、保育園なども当然休ませます。(登園の目安は、解熱後3日を経過してからです)
本人も、看病する方も辛いでしょうが、かかった以上はしょうがない。
誰であれ存分に甘やかしつつ、食べやすいものを与えましょう。食欲が低下するので、好物かつ喉を通りやすいものだと良いでしょう。
子どもなら、アイス、ヨーグルト、プリン等ですね。
完全に回復した暁には、お互い一仕事を乗り越えたご褒美も用意したいところ。また一つ強くなったわけですからね。
まとめ。
麻しんの予防接種歴がなく、発熱、咳、鼻水、眼球結膜の充血等 麻しんに特徴的な症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話で連絡し、指示に従って受診しましょう。
その際、症状出現日の10~12日前(感染したと推定される日)の行動(海外の流行地や人が多く集まる場所へ行ったかどうか等)について、医療機関に確認されると考えられるので、事前に軽くまとめておくとスムーズに受診できます。
一度感染している・予防接種を受けているのならほぼ心配はありませんが、流行に関する情報には耳をすましておいた方が良いでしょう。
ヒダマルも、気をつけます。
最後に、福岡県の情報で申し訳ありませんが、はしかに関する情報が詳しく掲載されているサイトです↓