食べてはいけない添加物・その①【タール色素】
今回は、食べ物のお話です。
本当は、「色々なお菓子の成分を紹介して、子どものおやつとして安全なものを解説しよう」という企画を作っていたのですが、諦めました。
よく考えると、そもそもお菓子なんて糖質と脂質ばかりで栄養価は低く、子どものおやつとして適任な商品なんてほとんどないからです。
それなら、いりこや大豆食品の栄養価を説明した方が、話が早い。
そのため的を絞って、「これだけは避けた方が良い添加物」のみを、シリーズでご紹介していこうと思います。
タール色素。
身体に悪い合成添加物の代表選手です。名前からして悪そうですよね。
ただ、食品の成分表示にそのまま「タール色素」と書かれていることは少ないので注意してください。
タール色素は「赤色40号」「黄色4号」など、色と数字で表されているアレのことです。
成分表の中に、一度は見たことがあるでしょう。
目にしたことがないという方は、普段からよほど品質の良いものを召し上がっているか……、あるいは「成分表なんか見ない」という方くらいだと思われます。
そのくらい、色々な食品に使用されているのです。
タール色素は「色」と「数字」で表される合成着色料ですが、コールタールから得られる原料を基に作られるため、この呼び名がついています(のっけから怪しい話です)。
化学構造の特徴から、発がん性や催奇形性(胎児への障害をもたらす可能性がある)と判断され、使用禁止になったものが、20種類近くも存在します。
赤色1号、黄色3号、紫1号などがそう。
また、現在も使用されている「黄色4号」は人間に蕁麻疹を引き起こすことが知られており、皮膚科医の間では要注意物質として認識されているそうです。
子どもの食べるおやつにこのような添加物を堂々と使用しているなんて、企業体制を疑います。
子どもは食べる物を選べませんから、大人がしっかりと知識を持ちましょう。
使用されている商品の例。
ヒダマル的に、タール色素が使われているおやつの代表はこちら。
プチプチ占いチョコ。
子どもの頃、よく食べていました。残念ながら。
このタイプのチョコレートが食べたければ、もっと安全性の高い代替品は同じ売り場にいくらでも置いてあるはずです。そちらを選んだ方が賢明でしょう。
例えばこちら、フルタの「輪投げチョコ」だと、タール色素は使用されていません。
ちなみに……。
アイスクリームのチェーン店として有名な、まぁ名前は伏せますが、ホラあの「アラサーアイス」みたいな名前の。
あのアイス屋さんの商品には、タール色素がじゃぶじゃぶ使われています。
店内に成分表が表示してあるので(この姿勢だけは認めますが)、一度ザッと眺めてみて下さい。
ヒダマルがそちらのアイスを選ぶ時は、バニラかチョコくらいしか食べません。危ないので。
いちおう、フォローをば。
……とまぁ、怖がらせるようなことを書き連ねた後でなんですが。
発がん性のある物質が立て続けに規制を受けて来た、ということは、逆に考えれば「今も使用されているタール色素は安全性が高い」と言い換えることもできます。
真実はいつもひとつ、かもしれませんが、現実は人の数だけ存在します。どちらが正しいかは分かりません。
一方的に論じるのもフェアでないので、タール色素を製造し、安全性を謳っている企業のサイトも紹介しておきます。
まとめ。
最後の最後にフォローを入れているものの、少なくともヒダマルはタール色素を摂取したいとは思いませんし、実際に避けています。
「安全なのか危険なのか、結局どっちだよ」と思われるかもしれませんが、そう白黒つけられるものばかりでもありません。
立場や心情によって、言説が様々あります。当然です。
その中で、「最後は自分で決める」のが大切なのでしょう。
ヒダマルは、自分で決めて、食べないようにしています。
あなたのお子さんには、どうするか、考えてみてください。
以上、ヒダマルでした。