ヒダマルの子育て情報館。

元保育士なヒダマルが、お子さんとの生活の知恵を伝えます。

食べてはいけない添加物・その②【スクラロース】


 添加物シリーズ第二段は、「スクラロース」です。
 タール色素と同じく、実に多種多様な食品に添加されている人工甘味料。

 このスクラロースも様々な危険性が指摘されているので、避けた方が賢明です。

 

 

糖質ゼロの罠。

「糖質ゼロ」
「カロリーゼロ」

 こういった表示が目立つ製品、ここ十年くらいで急激に増えている印象があります。
 糖質がゼロ、カロリーもゼロなら、なんだか身体に良さそうな感じですよね。

 


 ただ、ちょっと待ってください。

 糖質もカロリーもゼロなのに、どうして甘くて美味しいんでしょう?


 そう、「甘味料」のおかげです。

 

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スクラロースとは。

 スクラロースは、食品や飲み物に添加されている人工甘味料です。その甘さ、なんと砂糖の約600倍。

 自然界に存在しない物質であり、消化・分解されないまま体内に吸収されます。そのため、臓器や免疫への悪影響が指摘されています。

 動物実験の結果では、脾臓や肝臓にダメージを与える可能性があります。

 

 

 そして、恐ろしいことに……、有機塩化化合物の一種です。

 有機塩化化合物と言えば、農薬のDDT(現在は使用禁止)や猛毒のダイオキシンと同じ組成の物質。

 ほとんどすべてに毒性があることで知られています。


 いくら甘くて便利とはいえ、そんな物質のお仲間を食品に添加しようという発想自体が間違っていると思うのですが……。

 エリスリトールやトレハロースなど、より安全性の高い甘味料を選ぶべきでしょう。

 

 


 ちなみに、ヒダマルお勧めの甘味料はこちら。

 

ラカントS 顆粒 800g

ラカントS 顆粒 800g

 

 
 サラヤ(株)から発売されている、「ラカントS」という商品です。スーパーや薬局などでも見かけるようになってきました。

「羅漢果」という植物から作られた、血糖値を上げにくい特性を持つ自然由来の甘味料。

 砂糖と同じ甘さなので料理にも使いやすく、直接舌に乗せるとひんやりした感覚があって面白いです。

 

 ヒダマルが食生活を見直している時代、頼っていた甘味料でもあります(まぁ、お値段が高くて続けることは出来ませんでしたけど……)

 

 公式サイトでの商品紹介はこちら

ラカントとは?|製品情報|カロリー0の自然派甘味料『ラカントS』 公式サイト

 

 

甘味料のメリット。

 ただ……、人工甘味料にも、良い点はあります。

 それは、血糖値を上げないこと。


 精製されすぎた糖質の摂取によって起こるインスリンの多量分泌、血糖値の乱降下、それに伴う精神の不安などは、甘味料では心配ありません。

 

 また、糖尿病などで甘いものが食べられない体質の方は、そもそも選択肢がありません。
「甘味と縁のない人生を送るより、人工甘味料の恩恵にあずかっている方が幸せだ」という意見だってあるでしょう。
 それは、その方の責任であり、自由であり、人生です。まったく否定しません。


「スクラロースの害より、糖質を摂りすぎることのデメリットの方が遥かに大きい。甘味料の力も頼るべきだ」と主張される方もいらっしゃいます。

 

 この辺りは、考え方や体質との相談になるでしょう。
(それならそれで、上記の「ラカントS」のように危険性の低い甘味料も存在するので、そちらを選んだ方が賢明だと思いますが)

 

 

まとめ。

 タール色素と同様、ヒダマルは、人工甘味料を摂りたいとは微塵も思いません。

 糖質もあまり摂りたくないのはやまやまですが、「糖質ゼロ」と謳われている商品よりは「糖質75%オフ」の商品を選びます。

 前者の場合は、ほぼ確実に人工甘味料が使用されているためです。

 

 表示が分かり易いタール色素と違って、甘味料は色々な名前の物が存在しています。
 その中で、スクラロースを初め「これだけは避けたい」というものだけは覚えておくと便利でしょう。


 以上、ヒダマルでした。

 

食べてはいけない添加物・その①【タール色素】


 今回は、食べ物のお話です。


 本当は、「色々なお菓子の成分を紹介して、子どものおやつとして安全なものを解説しよう」という企画を作っていたのですが、諦めました。

 よく考えると、そもそもお菓子なんて糖質と脂質ばかりで栄養価は低く、子どものおやつとして適任な商品なんてほとんどないからです。

 それなら、いりこや大豆食品の栄養価を説明した方が、話が早い。


 そのため的を絞って、「これだけは避けた方が良い添加物」のみを、シリーズでご紹介していこうと思います。

 

 

タール色素。

 身体に悪い合成添加物の代表選手です。名前からして悪そうですよね。
 ただ、食品の成分表示にそのまま「タール色素」と書かれていることは少ないので注意してください。

 タール色素は「赤色40号」「黄色4号」など、色と数字で表されているアレのことです。
 成分表の中に、一度は見たことがあるでしょう。


 目にしたことがないという方は、普段からよほど品質の良いものを召し上がっているか……、あるいは「成分表なんか見ない」という方くらいだと思われます。

 そのくらい、色々な食品に使用されているのです。

 

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 タール色素は「色」と「数字」で表される合成着色料ですが、コールタールから得られる原料を基に作られるため、この呼び名がついています(のっけから怪しい話です)。


 化学構造の特徴から、発がん性催奇形性(胎児への障害をもたらす可能性がある)と判断され、使用禁止になったものが、20種類近くも存在します。
 赤色1号、黄色3号、紫1号などがそう。


 また、現在も使用されている「黄色4号」人間に蕁麻疹を引き起こすことが知られており、皮膚科医の間では要注意物質として認識されているそうです。

 

 子どもの食べるおやつにこのような添加物を堂々と使用しているなんて、企業体制を疑います。
 子どもは食べる物を選べませんから、大人がしっかりと知識を持ちましょう。

 

 

使用されている商品の例。

 ヒダマル的に、タール色素が使われているおやつの代表はこちら。

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 プチプチ占いチョコ。
 子どもの頃、よく食べていました。残念ながら。

 このタイプのチョコレートが食べたければ、もっと安全性の高い代替品は同じ売り場にいくらでも置いてあるはずです。そちらを選んだ方が賢明でしょう。

 例えばこちら、フルタの「輪投げチョコ」だと、タール色素は使用されていません。

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 ちなみに……。

 アイスクリームのチェーン店として有名な、まぁ名前は伏せますが、ホラあの「アラサーアイス」みたいな名前の。

 あのアイス屋さんの商品には、タール色素がじゃぶじゃぶ使われています。
 店内に成分表が表示してあるので(この姿勢だけは認めますが)、一度ザッと眺めてみて下さい。

 ヒダマルがそちらのアイスを選ぶ時は、バニラかチョコくらいしか食べません。危ないので。

 

 

いちおう、フォローをば。

 ……とまぁ、怖がらせるようなことを書き連ねた後でなんですが。

 発がん性のある物質が立て続けに規制を受けて来た、ということは、逆に考えれば「今も使用されているタール色素は安全性が高い」と言い換えることもできます。

 真実はいつもひとつ、かもしれませんが、現実は人の数だけ存在します。どちらが正しいかは分かりません。


 一方的に論じるのもフェアでないので、タール色素を製造し、安全性を謳っている企業のサイトも紹介しておきます。

 

www.benifuji.jp

 

 

まとめ。

 最後の最後にフォローを入れているものの、少なくともヒダマルはタール色素を摂取したいとは思いませんし、実際に避けています。

「安全なのか危険なのか、結局どっちだよ」と思われるかもしれませんが、そう白黒つけられるものばかりでもありません。
 立場や心情によって、言説が様々あります。当然です。

 その中で、「最後は自分で決める」のが大切なのでしょう。

 


 ヒダマルは、自分で決めて、食べないようにしています。

 あなたのお子さんには、どうするか、考えてみてください。

 


 以上、ヒダマルでした。

 

戦いは、一週間。【シラミ撃退法】


 子どもが集団生活する場である保育園・幼稚園では、しばしばシラミが流行します。

 接触することで感染するので、幼い子どもたちの間では集団感染が起こりやすいのです。男の子よりも女の子の方が感染率は高いのだとか。

 今回は、そんな寄生虫・シラミとの戦い方を解説します。

 

 

 まずは、敵を知ろう。

 直接触れ合うことでの感染の他、髪から落ちたシラミは70時間程度生存するので、衣類・帽子・布団などを介しても感染します。

 体長は2~4ミリくらいの昆虫で、1日に3~9個の卵を産みます。その総数は約100個。

 彼らが頭に住み着いているかと想像すると、なかなかのインパクトですね。

 


 感染に気付くきっかけは、多くは頭の痒みからです。

 頭皮に変化がないのに頭が痒い場合、髪の毛を丁寧に見ていくと、シラミが発見されることがあります。

 感染後ただちに痒みが出るのではなく、1~2ヶ月ほどおいてから症状が現れることが多いそう。また、痒みの程度も大きく個人差があります。

 

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武器を手に入れよう。

 最も知られている対策は、これです。

 

【第2類医薬品】スミスリンLシャンプータイプ 80mL

【第2類医薬品】スミスリンLシャンプータイプ 80mL

 

 

 スミスリンシャンプー。


 このシャンプーで頭を洗えば、シラミはやっつけられます。頭皮に近い部分の髪まで、しっかり洗いましょう。

 この時、子ども任せにせず、大人が洗ってあげるのが肝心です。

 

 ただし、このシャンプーで撃退できるは幼虫と成虫だけ。

 卵に対しては効果が薄いので、卵が孵化して幼虫になるまでは、シャンプーを使い続ける必要があります。

 卵の孵化が一週間程度とされているので、戦いも一週間は続くという訳ですね。これがタイトルの由来です。

 


 他に「スミスリンパウダーを頭に散布して、1~2時間後に髪を洗う」という方法もありますが、スミスリンシャンプーを使った方が手っ取り早いでしょう。

 ただ、シャンプーとは言っても成分は農薬のようなものなので、気になる方は避けるのも手です。

 対シラミ用には天然素材の商品も販売されているので、お好きな方を選んでください。下の「シラノン」がそうです。

 

シラノン

シラノン

 

 

  

 更に、こちら。

 シラミを頭から取り除くための、専用の櫛です。

 

【国内正規品】ニットピッカーフリーコーム シラミ・卵駆除専用櫛

【国内正規品】ニットピッカーフリーコーム シラミ・卵駆除専用櫛

 

 

 これなら繰り返し使えて経済的ですね。その上、シャンプーでは落とせない卵も取り除けます。

「専用櫛で梳いた後に、普通のシャンプーでしっかり洗う」という方法だけでも効果はあるそうです。

 もちろん、家族で使い回す際にはよく洗いましょう。

 


 最後に、布団やまくらカバーなどの寝具にアイロンをかけたり、天日干ししたり、今なら「レイコップ」に代表される紫外線照射機能付きの布団クリーナーに頼ったりして、頭以外のシラミを退治しましょう。

 

 

最後の手段に出よう?

 実は、上記のような方法に頼ることなく、100%の確率でシラミを撲滅する方法がひとつだけあります。

 それは、


 丸坊主になること。


 シラミは髪に寄生しますから、これなら1日で確実に撃退できます。しかし、女性は現実的ではありませんよね。

 

 

 男の子の場合、1.5ミリくらいの長さに刈り上げれば、シラミは生きて行けないそうです。
 もしも「坊主になってもいいよ」という同意を得られれば、試してみる価値はあります。

 ただ、他の家族への感染は疑われたままですので、結局はシャンプーや櫛に頼ることになりますが。

 

 家族全員男なら、「みんなで坊主!」というのも面白いかも?

 

 

まとめ。

 シラミとの戦い方を解説しました。

 たまに、たま~にですが、「ものすごく不衛生にしているご家族がいて、そこからシラミパンデミックが起こった」という話もあります。

 そういった場合、個人で太刀打ちできることは少ないかもしれませんが、対応策を知っておけば慌てずに済みますね。


 以上、ヒダマルでした。

 

子どもの発熱と、どう付き合うか。【危急度の見分け方】


 熱が出たからいって、すぐに解熱剤を服用すると、逆効果です。ただの風邪でも、インフルエンザでも、同じことが言えます。

 有名な話ではありますが、ここに触れずに更新を続けるのも不自然というか不親切なので、取り上げておきます。

 

 

熱で死ぬことはない。

 まず知っておいて欲しいのは、次の二つです。

 

1、発熱が原因で死亡することはない。
2、どんな高熱が出ても、脳に影響はない。

 

 40度以上の高熱で苦しむお子さんを前にした時は、この二つを思い出してください。熱そのものが原因で最悪の事態になる可能性は皆無ですから、落ち着いて行動しましょう。

 

 もちろん、命に関わるような病気であり、それに伴って発熱の症状が出ている場合などは危険ですが、この場合も上記と同様「高熱の所為で危険」ではないのです。

 

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発熱は身体の防衛反応。

 風邪をひいた時に体温が上昇するのは、肉体の正常な防衛反応です。

「細菌やウイルスが悪さをして、体温を上げて苦しめている」のではなく、「細菌やウイルスをやっつけるため、身体が戦いの場を整えている」のです。


 この時、解熱剤を飲めばどうなるか。

 せっかく体温を上げて、病原菌を弱らせてやっつけようと頑張っている所で、敵が元気になってしまうことを意味します。むしろ症状は長引くでしょう。

 これが、「むやみに解熱剤を飲んではいけない理由」です。

 


 また、「熱が原因で死ぬことはない」「どんな高熱でも、脳へのダメージは残らない」という理由も、ここから理解できると思います。

 肉体が自分を守るために発熱しているのですから、そのせいで死亡したり障害が残ったりすることはないのです。

 

 

子どもは、熱が上がりやすい。

 大人の場合、脳の体温調節機能が「39度以上にはしない」と決めて働いてくれているので、40度以上の高熱はめったに出ません。

 しかし、子どもはこの機能が未発達です。
 小さければ小さいほど、周囲の環境や風邪などで簡単に熱が上がります。


 つまり、

「大人が40度」→「体温調節機能が効かないくらい、重い症状」
「子どもが40度」→「熱だけで判断はできない」

 ということです。
 子どもに限っては「熱=重症」とは言えないことを覚えておきましょう。

 

 

では、どこで判断するか。

 体温があまりアテにならないとすれば、他の点で考えなければなりません。

 熱があって、急いで病院へ連れて行った方がいいのは、以下のような症状がある場合です。

 

・生後3ヶ月未満の乳児である。
・顔色が青い。
・嘔吐が続いている。
・痙攣(ひきつけ)が見られた。
・ひどく咳き込んだり、肩で息をしている。
・ぼーっとしていて、声をかけても反応が薄い。


 こういった症状が見られた時は(あるいは発熱の有無にかかわらず)、すぐに病院へ連れて行きましょう。

 

 

まとめ。

 お子さんの発熱を経験する度に、「熱はあるけど、機嫌はいいな。これなら大丈夫」「熱はないけど、顔色が悪いな。気をつけておこう」など、親としての経験値が上がって行く事と思います。

 熱が出るたびに、子どもを観察しておきましょう。普段の発熱(と言うのもおかしいですが)と違った様子があれば、危険にいち早く気付けるかもしれません。

 

 以上、ヒダマルでした。

 

熱のある子は、安静にさせるべき? 【ていきっといーじー、再び】


 熱。

 イヤ~な言葉ですね。
 風邪を引いた時の気だるさを思い起こさせます。大人だったら、薬でも飲んで、布団に入って、一日中寝ていたいところかもしれません。


 しかし、そうとは限らないのが子どもたち。

 38度もあるのに元気そうだったり、はしゃいでたり、普通に玩具で遊んでたりします。

 今日は、そんな時はどうするか? というお話です。

 

 

元気ならOK。

 結論から言うと、「遊ぶ元気があるなら、遊ばせてOK」です。何の問題もありません。

 大人は、自分の経験から「38度も熱が出て、さぞかしつらいだろう」「熱があるんだから、じっとしてないと治るものも治らない」と感じてしまいがちですが、遊ぶ元気があるなら、その子は健やかなのです(もちろん、元気がなければ心配です。存分に甘えさせましょう)

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「健康」でなくても、「健やか」であることは可能です。


 熱のある子どもは、横になっていたければ横になりますし、熱があっても気分が悪くなければ、普段と変わらない様子で遊びます。

 その子がきつそうにしていなければ、見守っていていいでしょう。


 ただ、テンションが上がってブレーキがいかなくなっている状態だと考えられる場合は、さりげなく休息をとれるよう配慮したり、ちょっと落ち着かせてみるのもいいかもしれません。

 そこは、普段の様子と比べての判断ですね。

 

 

お風呂はどうする?

 日本では「風邪を引いたら、お風呂に入らない方が良い」という文化というか、信仰? みたいな考えがあります。

 この場合も、「入りたければ入ってOK」です。
 その子がぐったりしていたり、普段からお風呂ギライだったりすれば、無理に入らなくても問題ありません。

 どっちでもいいのです。

 

 ただ、湯船に長時間浸かるのは意外と体力を消耗するので、念のために普段よりは早めに切り上げた方が良いかもしれません。

 


 それと、気をつけるとすれば、入浴の後の「湯冷め」です。

 お風呂から上がった後は、きっちりと身体を拭いて、体温を下げないようにしましょう。

 

 

食事はどうする?

 現代日本の一般家庭で生活している子どもは、普段から栄養過剰と言ってもよい状態です。

 そのため、「病気になったから、普段よりたくさん食べないと治らない」ということはまずありません。

 一時的に食欲が落ちたとしても、それは身体の判断でそうしている訳ですから、従った方が賢明でしょう。

 

 遊びや入浴の時と同様、「食べたい物を食べさせる」「嫌がる様なら、無理に与えない」というスタンスで問題ありません。

 

 

でも、お薬が…… 

「食前や食後に飲む薬があるので、食べないといけないのでは?」と心配になるかもしれませんが、それも大丈夫。

 薬を飲むタイミングとして指定されている「食前」「食後」という文言は、「等間隔で、飲み忘れのないように」という意味合いが強いのです。

 食欲がなくてなにも食べていない時は、普段食事をしている時間に合わせて飲めば問題ありません。これは、大人も同様です。

 

 

水分補給は?

 高熱が出た、という時に気になるのが「脱水症状」ですが、これも上記のポイントと同様、無理に水ばかり飲ませる必要はありません。

 ふつう、嘔吐や下痢などの症状がない限り、熱だけで脱水を起こすことは無いためです。

 常温のお茶や水を用意しておいて、子どもが飲みたい時に飲めるようにしておきましょう。

 

 

まとめ。

 なんというか……、こう書いていると、拍子抜けされた方もいらっしゃるかもしれませんね。


「え、そんな適当でいいのっ?」


 って。

 

 はい、いいんです。ていきっといーじー。

 以前の記事でも取り上げましたが、「健康」という言葉に惑わされて「健やか」「康らか」であることを忘れてはいけません。

 

hidamarukosodate.hatenadiary.jp

 

 

「熱があるけど元気」なら、そういうことです。それでいいのです。

 

 逆に、「熱はないけど、いつも活発な子がぼーっとしてる」という状態であれば、そちらの方が心配です。

 どこか具合が悪いのかもしれないので、注意して関わりましょう。

 

 

 発熱そのものが原因で障害が残ったり、まして死亡したりする可能性は皆無なので、あまり気負わずに対処できればいいですね。

 以上、ヒダマルでした。

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐために。


 乳幼児突然死症候群は、英語でsudden infant death syndromeなので、これを縮めて「SIDS」とも呼ばれています。
 読み方はそのまま、「エスアイディーエス」です。

 

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 一言で表すと、赤ちゃんが寝ている間に起きた、原因不明の死です。まず呼吸が止まり、それに伴って脳や心臓の機能も停止します。

 悪夢のような話です。

 

「乳幼児」とありますが、対象は「原則として一歳未満児」と定義されているので、「乳児突然死症候群」と言った方が当てはまるかもしれません。

 つまり、一歳を越えれば、ひとまずは安心ということです。


 窒息や転落・溺死などと比べると死亡原因に占める割合は少ないので、過度に恐れる必要はないと思います。しかし、可能性を低くする工夫は覚えておいて損はないでしょう。

 

 

原因は不明。

 この疾患の中には、「突然死」という言葉が含まれています。
「急死」と言った時には「突然に訪れた死一般」を全て含みますが、この「突然死」という言葉は「急死の中で、原因が分からない死」を指します。

 つまり、SIDSの原因は不明なのです。

 

 

SIDSの予防策。

 ただ、経験則として「こういった工夫をすれば、可能性を下げられるのではないか」という提言は発表されています。

1、常に仰向けで寝かせる。
2、固い寝具に寝かせる。
3、柔らかい物、ふわふわした寝具等を、乳児の周囲に置かない。
4、喫煙しない。

 などが挙げられます。
 順に見ていきましょう。

 

 

1、常に仰向けで寝かせる。

 乳児をうつぶせで寝かせると、呼吸が難しくなるためです。
 過去には「うつぶせにすると頭の形がよくなる」等と考えられていましたが、うつぶせ寝は窒息しやすい体位であることがハッキリと認知されています。

 乳児は、仰向けで寝かせましょう。

 

2、固い寝具に寝かせる。

 固い、というと、何も敷いていないフローリングのような場所を思い浮かべますが、この場合「過度にふかふかではない」と捉えればいいでしょう。注意事項の3と似通った点です。

 例えば、赤ちゃんを寝かせた時に、ずももももっと沈んでしまうような寝具はいけないという意味です。

 

3、柔らかい物、ふわふわした寝具等を、乳児の周囲に置かない。

 乳児の睡眠環境から、柔らかい物を極力取り除くという事です。
 ただ、これについては現実的ではない部分もありますよね。そもそも、身体に掛けているシーツや毛布だって、口を覆ってしまう可能性は常にあります。

 ただ、柔らかいぬいぐるみや口に入るような玩具などは、眠っている乳児の周囲に置かないようにしましょう。

 

4、喫煙しない。

 喫煙の悪影響は様々な所で指摘されていますが、ここでも同様です。副流煙に限らず、妊娠中の喫煙との影響も指摘されています。


 言われるまでもないとは思いますが、子どもを健康に育てる気があるなら、タバコは止めましょう。

 

www.yamatonblog.com

 

 

 また、個人的には、乳児を連れて焼肉屋に来ている方も、信じられません。

 SIDSでは、まず、呼吸が止まります。
 これを防ぐのが、対策の基本です。
 そして、赤ちゃんは、初めて自分で呼吸を経験してから何ヶ月でしょうか?

 そこに、有害であれ何であれ、「煙」を吸わされれば、たまったものではありません。


 人が生まれるのは、奇蹟です。

 しかし、死ぬのは当然です。


 目の前の命が、今日なくなるかもしれない事実は、常に頭に入れておくべきでしょう。

 

 

保育園では。

 保育園でも、SIDSを防ぐための対策は取られています。
 乳児クラスの午睡(昼に限らず、子どもが眠っている時は)では、一人一人を対象としたチェックシートを使い、「呼吸」「顔の向き」等を15分置きに確認しています。
 結果的に「眠った時間」も一緒に記しておくことになり、連絡帳を書く時には便利です。

※ヒダマルが務めていた園ではそうしていました。何をどこまでチェックするかは、各自治体の決まり等も関連しているとは想像します。

 

 

 15分置きのチェックというのは、ご家庭では現実的ではないかもしれません。
 しかし、少なくとも30分に一度は、赤ちゃんの様子を確認するべきだと思います。

 近くに行って、呼吸や顔色を確認して、周囲に窒息を誘引しそうな物が置かれていないかチェックするのです。

 

 

まとめ。

 前置きもしましたが、特別に恐ろしいイメージで捉える必要はないと思います。発症させないための対策をしっかり取っていれば大丈夫でしょう。

 なぜなら、原因のはっきりした死の方が、遥かに多いのですから。寝ている時までビクビクしているよりは、起きている時に神経を使った方が、死そのものの予防には効果的です。

 保育園でのチェックリストにしても、万が一の際に園や保育士を守るという意味合いもあります(もちろん、メインは子どものためです)。

 


 それにしても、タバコってどうして止められないんでしょうねぇ……。
 あ、ヒダマルは吸いませんが。

 こちらの記事も、興味深く読ませて頂きました。

 

eagle-3axel.hatenablog.com

 

「あなたのため」は、誰のためなのか。


 前回の〆で「次は乳幼児突然死症候群について書く」と宣言しましたが、興味深い光景を見かけたのでそっちに話題を変えます。

 ブログを運営するにあたって、「努力はするけど苦労はしない」と先に決めているので、フットワークは軽く行きますよ。これがヒダマルの生き様さ。

 

 

 

雨に濡れるたっくん。

 今日の福岡は朝からぐずついた天気でした。
 ヒダマルは、「アニメ日記。」の記事を作って予約投稿した後、お買い物に出かけました(20・30日5%オフ! イオン!)

 もう相撲中継が始まっとるぜと思いつつ、傘を片手に小雨の中を帰宅。すると、マンションの玄関の前に、お婆ちゃんとお孫さん(男の子)がいました。4歳くらいかな?
 おそらく、親が車で迎えに来るのを一緒に待っていたのだと思います。

 

 以下、お婆ちゃん(婆)とお子さん(たっくん。仮名)のやりとりです。

 


婆「たっくん、そっち行かんと(方言。「行ってはいけない」の意)」

 庇から出て、雨の降る方に向かうたっくん。

「行かんと。濡れるから」

 イライラするお婆ちゃん。
 聞こえてないふりをするたっくん。

婆「たっくん! 怒られるよ!」

 声を荒げるお婆ちゃん。
 まだうろちょろするたっくん。


 ここで、ヒダマルは挨拶をして(お婆ちゃん、挨拶は返しましょうね?)、マンションに入りました。

 


 部屋に帰ってからも、お婆ちゃんの声が聞こえてきます(ヒダマル家は2階なので、駐車場の音がよく聞こえます)

婆「もう、せっかく傘さしてあげよーとに」

 多分、雨の降る方へとふらふら歩くたっくんに傘をさしてあげているんでしょう。そして、たっくんはそれを鬱陶しがり、余計に逃げているのでしょう。


 そりゃそうです。

 子どもにとって、「あなたのため」ほどウザい怨念はありませんから。

 

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お婆ちゃんの心理。

 この時のお婆ちゃんの心理を予想すると、こうなります。

「たっくんが雨に濡れる」
     ↓
「着替える必要がある。そうなると、これから来る親にどやされる」
     ↓
「それは困る。だから、たっくんには庇の下にいてほしい」
     ↓
「雨に濡れようとするたっくんを、怒る」


 これが当たっているかどうかは分かりません。
 しかし、「たっくんが雨に濡れる」という現象に対して、「誰が困っているのか」という点だけは、おそらく的を射ています。

 もちろん、「たっくんに風邪を引いてほしくない」という思いやりもあるでしょう。しかし、お婆ちゃんの口調から察するに、それは後付けです。

 つまり、お婆ちゃんがたっくんに対して怒っていたのは「自分のため」なのです。

 

 

「自分のため」は悪なのか?

 お婆ちゃんの問題は、他人をコントロールしようとした点に尽きます。

 たっくんはお婆ちゃんの為に生きている訳ではないので、彼の行動を思い通りにコントロールするのは無理です。不可能。
 まずは、それを理解する必要があります。

 このポイントを知らないお婆ちゃん、これまでどうやって生きて来たんだろうと思いますが、うむ、ヒダマルは意外と口が悪かったりします。ごめんなさい。

 


「自分のため」に、相手に行動を変えて欲しいという願い自体は、問題ないと思います。人間は聖人君子ではないので、時にはイラッと来ることもあるでしょう。「頼むから、それ、やめて」と言いたくなる時だってあるでしょう。

 


 しかし。


 それを、「相手のことを想って」という理由に置き換えるのは、ダメです。絶対にダメです。ましてや、親子関係において。


 子どもにとって、迷惑極まりない態度なので、今すぐ止めてください。

 

 

どうすれば良かったのか。

 難しいことはありません。「アイメッセージ」で伝えるだけです。


私は、たっくんに濡れてほしくない」と伝えればいいのです。


 主眼が常に「私」に置かれているので、アイメッセージと呼ばれています。

 


 大切なのは、その理由です。

 理由を、一言一句伝える必要はありません。
 ただ、「誰のためなのか」という一点においては、絶対に嘘をつかないで下さい。「この願いは、自分の為なのだ」という意識を持って、伝えて下さい。

 子どもに対して、下手に出ろという意味ではありません。対等の立場からお願いすればいいのです。
 その結果断られたとしても、それは子どもの人生です。子どもの選択です。極力、好きにさせましょう。

 それが、「相手を尊重する」ということです。

 


 子どもに対して、「そっちへ行ってはいけません」だけでは、しかも「あなたのため」という論調で命令しては、まず伝わりません(むしろ、そのメッセージでテキパキ動いている子がいたら、かなり心配です)

 

 

子どもは、鋭い。

「あなたのため」という、いわばユーメッセージを贈られた相手は、気付いています。

 

「いや、自分のためでしょ」と。

 


 子どもって、意外と鋭いです。
 基本的に、周囲からの庇護がないと生きて行けない存在なので。本能的に、嫌でも鋭くなります。甘く見てはいけません。

 

 一個の人格として、接して下さい。尊重して下さい。でなければ、子どもは、自分になれません。

 

 

 

まとめ。

 う~ん、伝わったかな……?

 心理学って説明が難しいんですよね。
 心の中の、もやもやした部分を解析する必要があるので。


 まとめておくと、

「私は、こういった理由で、あなたにこういう行動をしないでほしい(あるいは、してほしい)」

「そして、あなたがその行動を選択しなかったとしても、私はあなたへの態度を変えない」

 が、ポイントでしょうか。
 うん? 二文目のやつは説明したかな……? まぁ、勘のいい方ならなんとなく分かると思います(丸投げ)

 

 

 最後に、「あなたのため」のデメリットに関する記事を紹介しておきます。ヒダマルの文章よりも、当事者からのご意見を読む方が分かり易いと思いますし。

 ……と思ったけど、ブクマしてなかったッ!?

 あの、見つけたらまたご紹介しますので……。ゆるいヤツでごめんなさい……。

 

 3月21日追記:見つけました! よかった! jitomenotetsuko.hatenablog.com

 

 

 それでは、また。

 ていきっといーじー!

 

赤ちゃんの夜泣きに悩む方へ【エスケープの勧め】


 妊娠・出産を乗り越えて、念願の赤ちゃんがお家にやってきました。
 小さな命に感動し、その腕に抱ける幸せを噛みしめていることでしょう。


 ただ、ここからは、新たな戦いの始まりです。

 天使のような赤ちゃんによる、「今夜は寝かせないぜ……?」的展開が、毎日続きます。

 

 

 

 

赤ちゃんは、泣く。

 赤ちゃんは、泣くのが仕事です。
 というより、泣くことくらいしかできません。厳密には違いますが、世界に対する能動的なアクションとしては、「泣く」くらいしか方法を持たないのです。

 そりゃ、泣きます。

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 赤ちゃんは、夜も昼も関係なく(実際に区別なんてついてません)、お腹がすいたら泣きます。暑かったら泣きます。寒くっても泣きます。おむつが汚れたら泣きます。なんか気持ち悪かったら泣きます。びっくりしたら泣きます。

 特に理由がなくても泣きます。

 泣きたかったら泣きます。

 泣きたくなくても泣きます。


 とにかく、泣くのです。

 全力で、泣くのです。

 

 なぜか?

「生きてるから」です。

 

 

 

夜泣きと授乳。

 全身全霊で泣く赤ちゃんの相手をするのは、基本的にはお母さんなのだろうと想像します。
 なんといっても、おっぱいが出せますから。


 女性は男と違って、身体が柔らかいのも一因です。

 ヒダマルも保育士時代、「あー、ごつごつしてるよね。ごめんね」と思いながら赤ちゃんを抱っこしていました。筋肉が当たってるのが分かるのです。
 赤ちゃんとしては、女性に抱かれていた方が気持ち良いでしょう(おそらく)。

 

 

 しんどいと思います。

 3時間おきくらいで授乳しないといけなかったり、抱いても揺らしても泣き続けたり、寝たと思ったらうんちが出てたり、これで問題なしと思いきやまた授乳の時間が来たりと、産後の身体には堪えるものがあるでしょう。

 


 生まれたてのか弱い身体・か弱い泣き声だったらまだしも、あっという間に大きくなります。


 そろそろ、抱っこしとくのしんどいぜ?

 泣き声がさ、近所迷惑レベルになって来たぜ?


 ってなっても、赤ちゃんは赤ちゃんですから、まぁ泣きます。

 

 

 

耐えられなくなったら。

 そんな日々に、もしも耐えられなくなったら。

「思ってたのと違う」と頭によぎって、精神的に厳しくなったら。


 逃げましょう。

 エスケープするのです。

 

 お父さんがいれば預けて、赤ちゃんのいない部屋に移動して、ちょっと一息つくのです。泣き声? 気にしません。

 預けられる人がいない? 最悪の事態にならなければ大丈夫です。一休みしましょう(この場合、少なくとも目は離さないようにして下さい)

 

 

最悪の事態とは。

 ところで、子育てにおいて、最悪の事態とは何でしょう?

 即答できる方はなかなか凄いと思います。プロ並みの意識です。保育士だって、キッパリと答えられる方は意外と少ないかもしれません。

 


 答えは、


「子どもが死ぬこと」

 

 です。 

 

 

泣いている=生きている。

 赤ちゃんが泣く理由は、一言で表せば「生きてるから」でした。

 と、いうことは?


泣いている=生きている」!


 何の問題がありましょうか。

 

 


 一歳未満児の死亡原因第一位は、「窒息」です。
 窒息しながら泣き叫べる人間はいません。安心です。

 

 死亡原因第二位は、「溺死」です。
 水気のない場所で溺れる人間はいません(子どもの周囲にほんの少しでも、洗面器に数センチでも水があれば、話は別です)。これも安心。

 

 死亡原因第三位は、えっと、「転落」「乳幼児突然死症候群(SIDS)」だったかな?
 赤ちゃんが床に寝ていれば、これも安心。「乳幼児突然死症候群」は、まず呼吸が止まりますから、泣いてるのなら無問題。

 

 

 もう一度言います。

「泣いている=生きている」です。

 

 子どもの夜泣きに、親が精神をやられてしまうのなら、ちょっとくらい逃げたっていいのです。余裕のない時に限り、ですが。

 

 

 思い切って、10分(思い切り過ぎか?)。


 赤ちゃんの泣き声を気にせずに、深呼吸してみましょう。限界まで吸って、思い切り吐き出しましょう。

 紅茶でも入れて、甘いお菓子をつまみましょう。


 10分間、泣きっぱなしです。

 今は、いいのです。


「泣いている=生きている」ですから。

 


 褒められた行為ではないかもしれません。

 けれど、親だって人間です。

 子どもが生きているのなら、ひとまずは最悪の事態ではありません。

 メンタルをやられて余裕のない状態で関わり続けるよりは、こういった工夫を入れたって良いのです。

 

 余裕のない時に限り、ですよ。

 

 

 

目安は、5ヶ月くらい。

 かといって、赤ちゃんによる唯一の自己主張「泣く」を毎回無視している訳にもいきません。「サイレントベイビー」という言葉は聞いたことがあると思います。

 また、あまり大きくなってからコレをやると、子どもの精神面に影響を及ぼす危険が増します。「自分が泣けば、養育者が助けてくれる」と既に理解している子に対して「ほったらかし」をすることは、命はともかく、人生に影響を及ぼす懸念が残ります。

 

 

 ヒダマルの考える目安は、多く見積もって「5ヶ月」くらい。

 この頃になれば、夜は4~6時間くらいはまとめて眠ってくれますし(もちろん、個人差はありますが)、離乳食も始まるので、授乳のみに栄養を頼る必要が減ってくるためです。ここまで耐えれば夜泣きは落ち着く、はず。

 また、ずりばいだったり寝返りだったりと、自分で動ける方法が増えるため、目が離せなくなってきます。ここまで来て目を離すのは、少々危ない。

 


 1歳を過ぎても夜泣きはありますが、乳児の時とは理由が違うので、根本的な解決方法がない訳でもありません。

 


 まずは、5ヶ月。

 子どもが生きていることに感謝しながら、耐えられない時は、ちょっとだけ我慢もしてもらって。

 親も子も、健やかであれたらいいですね。

 

 

 

まとめ。

 夜泣きに悩むお母さまに向けて、提言してみました。お役に立てれば幸いです。

「赤ちゃんのお世話をするのは当然お母さん」みたいな立場にも聞こえますが、実際の現場ではそうなんだろうなぁ、と感じているので。男にも頑張ってほしいなぁ。


 ……え、あなたはお父さま?

「夜泣きは凄い(らしい)けど、そんなに悩んではない」って?

 

 うん、もっと悩め💛

 

 子育ては「手伝う」もんではないですからね?

 そもそも、お母さんがエスケープなんて選択肢を取らざる負えなくなる前に、アナタが泣いてる赤ちゃんを預かるべきです。

 

 


 それと、こういうブログは本来なら、「0歳児はこう」「1歳児はこう」と、月齢別にこんな特徴がありますよ、こんなことが出来るようになりますよ、みたいな解説から進めていくのが定石なのでしょうけれど。

 しかし、ぶっちゃけますが、


 そんな普通の知識が欲しければ、ヒダマルみたいな木っ端ブロガーに頼らず、書籍を読んだ方が早いです。


 それに、確実です。

 

 なのでヒダマルは、思いついたトコから攻めていくことにします。今回のコレなんか、人によっては今日から役立つ工夫ですし。

 

 

 ただ、脅す訳ではありませんが。

泣いている=生きている」ということは、裏を返せば「眠っている=生きている?」とも言えます。
 先に挙げた乳幼児突然死症候群では、子どもは、「眠っているうちに寿命が来た」としか言えないような死に方をします。まず、呼吸が止まります。

 保育士からすれば、泣いている赤ちゃんよりも、静かに眠っている赤ちゃんの方が怖いのです。


 うん、次回はこの辺りに言及してみましょう。今決めた。

 


 それでは、また。

 ていきっといーじー!

 

ブログの方針について。【ていきっといーじー。】

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 みなさま、こんにちは。
 今回もお役立ち育児情報をお届けすべく、PCをぽちぽち打ってるヒダマルです。

 ……今回も、というか。
 実は1ヶ月以上ぶりの更新となるのですよね。

 この記事では、その辺の理由(言い訳)の解説、そしてこれからのブログの方針なんかをお伝えしようと思います。

 

 


 時に、ヒダマルのメインブログ「ヒダマルのアニメ日記。」では以前、このような記事を公開しました。

 

www.hidamaruanime.com

 

 そのラストにて、ヒダマルは宣言しています。
「これからは、「子育てアドバイス。」の更新頻度を上げる」と。


 しかし、それから約二週間以上、更新することが出来ずにいました。

 

 

 

書けなかった理由。

 一言で表すと、ビビっていたのです。


「ヒダマルの言ったことで、傷付く人がいたらどうしよう?」

「情報が古く、間違ったことを伝えてしまったらどうしよう?」

「我が子を育んだ経験もない若造が、各ご家庭の状況を想像もせずに、軽々しくアドバイスなんかして良いものなのか?」


 色々と考えすぎて、結局行動に移せないタイプですよね。悪い癖です。

 

 

「ヒダマルの」子育てアドバイス。

 ただ、そんな風に悩んでいても、何も出来ません。当たり前のことです。バカなヒダマルです。
 そんなんじゃ、誰のお役にも立てません。


 だからヒダマルは、ヒダマルの考える所を実直に述べて行こうと思います。
 そんなことしか出来ませんし、それさえ出来ればいいな、と。

 だってここは、「ヒダマルの子育てアドバイス。」ですからね。

 


 もちろん、何の根拠もない暴論を書き連ねるという意味ではありません。知識や経験に基づいた情報を共有したいと考えています。
 それによって、育児に励む皆様のお役に立てるなら。翻って、子どもたちの育ちの一助になれるのだとしたら。

 もう、望外の喜びです。

 保育士資格を持つ身として、この点だけは真摯でありたい。

 

 

 その結果、「いや、ウチでは無理だから」「ウチではこうでしたよ?」といった、色々なご意見が出てくれば、それはそれで良いことなのでしょう。むしろ、その辺りも含めて「役に立つ」存在でありたいと思っています。

 いろんな家庭があるし、いろんな子どもがいますから。だから、面白くもあるのですから。

 

 

継続が力なり。

 という訳で。

 ヒダマルはこれから、肩を張らずに更新していきます。座右の銘は「継続が力なり」ですからね(誤植に非ず)。

 楽に、ゆるくね。

 ていきっといーじー。

 


「ヒダマルのアニメ日記。」の方ではオタク丸出しでわちゃわちゃ興奮してますが、こっちでは若干真面目に(当社比)やってければいいな、なんて。

 ……とか言いつつ、続けるうちにキャラがブレることもあるかもしれませんが。そんな時は、生温い目で見てあげて下さい。具体的には、真夏に飲む缶ビールが残り2cmになった時くらいの温度で。

 

 

 お役立ち情報を伝えるとか宣言しておきながら、こんな内容のない駄文になってしまって申し訳ない。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


 それでは、また明日!

 

【部位別】子どもの症状チェックポイント


 前回の記事では「表情が元気で、遊んでいる」のなら、その子は「健やか」であると説明しました。

 しかし一方で、客観的事実である「健康」をないがしろにして良い訳ではありません。
「青鼻が出ている」ことに過度に怯えるのではなく、その症状は症状として把握しておけば、もしもお医者さんにかかった時に「何日くらい前からアレコレの症状が出ています」と説明することが出来ますからね。
 子どもは自分で体調を説明することが難しいですから、そこは大人が手助けしなければいけない部分です。


 今回は、子どもの体調を見るための簡単なポイントを紹介しようと思います。

 

「目」

 目やにがある
 目が赤い
 まぶたが腫れぼったい
 涙目である
 まぶしがる

 

「鼻」

 鼻水、鼻づまりがある
 くしゃみがある
 息遣いが荒い

 

「口」

 唇の色が悪い
 唇・口の中を痛がる
 舌が赤く腫れている

 

「耳」

 耳垂れがある
 耳をさわる、気にする
 耳切れがある

 

「顔・表情」

 顔色が悪い
 ぼんやりしている
 目の動きに元気がない

 

「のど」

 声が枯れている
 咳が出る
 呼吸が苦しそう
 喘鳴がある(呼吸時、ゼーゼーという音がする)

 

「皮膚」

 赤く腫れている
 湿疹がある
 カサカサしている
 水泡・化膿・出血がある
 ぶつけたアザがある
 傷がある

 

「お腹」

 張っていて触ると痛がる
 股の付け根のあたりが腫れている

 

「尿」

 回数、色、量、臭いなどがいつもと違う

 

「便」

 回数、色、量、臭い、固さなどがいつもと違う
 下痢、便秘が続いている

 

「生活」

 普段より食欲がない
 泣いて目が覚める
 目覚めが悪く、機嫌が悪い
 きっかけがないのに吐いた
 普段なら興味を持つ遊びに参加しない
 普段よりぼんやりしている
 親から離れず機嫌が悪い

 

 

 ――といったところでしょうか。

 すべての項目に当てはまりますが、「いつもより〇〇だ」「普段と比べてどうか」を考えることがポイントです。

「湿疹」や「耳垂れ」などは、子どもにとっても不快な症状でしょうが、「食欲」「好きな遊び」などは本当に個人差がありますから、「普段との比較」が重要になるのです。そして、子どもの普段の様子を最もよく知っているのは、多くの場合は親です。

 病院に行った際には「どんな症状があるか」「いつからあるのか」「何に困っているのか」などを聞かれます。保護者として、スムーズに答えられるようにしておきたいですね。